農場について

壮瞥の高原で、守り続けてきたもの。

北海道の壮瞥町は、洞爺湖や有珠山・昭和新山などの景勝地で知られる町です。
ミナミアグリシステムの農場は、洞爺湖から少し離れた高原にあります。
畑の広さは約115ha。
代表の南 和孝の祖父の代から、この地で愛情を込めた野菜づくりを行ってきました。
現在は機械を効率よく使用して大規模での生産を行っていますが、
大事にし続けているのは「品質へのこだわり」です。
環境への配慮と安全・安心の視点から、農薬や化学肥料を極力控えた
「特別栽培」認定を受ける生産に取り組み、
「おいしいですよ」と自信を持って言える農産物を生産しています。

「健康的な土」へのこだわり。

おいしく安全・安心な農産物は、健康な土づくりから始まります。
人間の腸内のように、さまざまな有用菌が活躍できるバランスのよい環境では、
農作物も健康においしく育つのです。
ミナミアグリシステムでは、良質な堆肥や緑肥、オリジナルの有機アミノ酸肥料を使用。
土や作物の生育、味を観察・分析して工夫を凝らし、
いつでも最適なバランスの、まさに「生きた土」である状態を保つ努力をしています。

地域農業を守り、次世代に引き継ぐ。

当農場では2015年から、青果企業・地域農業者と連携し、
生産したブロッコリーの収穫作業を青果企業が担う形での契約栽培に取り組んでいます。
また、2020年からは、地域の若手農業者の新規作物への挑戦をサポートするために、
当農場で玉ねぎの育苗と収穫を請け負うコントラクター事業を開始しました。
さらに、安定的な経営によって継続的な農業生産ができるよう、
六次産業化にもチャレンジ。玉ねぎの加工工場の設立準備を進めています。
玉ねぎをカットしたりソテーに加工することで、
規格外品となる玉ねぎも無駄なく利用できるようになります。
日本の農業は海外からの輸入農産物の攻勢にさらされている一方で、
担い手の高齢化・後継者不足、作業人員不足などの問題を抱えています。
壮瞥町も例外ではありません。
当農場だけではなく、地域の仲間たちが共に安定的な農業経営を行い、
農地を次世代に引き継いでいけるよう、役割を担っていきます。